医師の転職は臨床医だけではない、豊富な働き先がある医師の転職とは
転職の理由は人それぞれです。今の会社、職種に合わなかった。もっとキャリアアップしたい。もっと違うことに挑戦してみたい。新たにやりたいことができた。現在では、転職はポジティブに捉えられ、転職者は年々増加しています。現在、転職を視野に入れている方も多いのではないでしょうか。
それは、現在医師として活躍している方の中にもいらっしゃると思います。医師の場合、転職をするとなると、大学病院からクリニックへ、クリニックから大学病院へ、というように、病院間の転職や、自身で病院を開く開業医など、臨床医として働き方を選択することができます。しかし、それだけではありません。医師の経験を活かして、臨床医以外の働き方もできます。
医師の臨床医以外の働き方は?
【産業医として働く】
まず、医師の転職先として、産業医という働き方があります。産業医とは、会社や事業所に所属し、労働者の心身の健康管理を行う医師のことです。健康診断はもちろんのこと、カウンセリングや労働環境改善の助言、労働者への健康教育など、幅広い業務を行います。そのため、医学的知識だけでなく、労働衛生に関する知識が必要です。
医師ならだれでもなれるというわけではありません。日本医師会認定産業医制度で規定された50時間以上にも及ぶ研修を受け、資格を取得する必要があります。
臨床医に比べ休みが多く、オンコールや日当直もありません。そのため、ライフワークバランスが取りやすい環境です。
【公務員として働く】
産業医だけでなく、公務員としても活躍できます。中でも保健所は、所長が医師でなくてはならないと定められています。保健所だけでなく、国や都道府県などの研究機関などにも、研究や医療行政を担当する医師が勤務しています。
公務員としての扱いなので、緊急呼び出しや時間外勤務がほぼありません。有給休暇も取りやすい環境です。
研究がしたい医師の働き方は?
今まで臨床医として働いていた経歴を活かして、研究や開発に携わりたいという医師の方も多いと思います。その場合、大学病院や研究機関に所属し、研究員としての転職が可能です。
または、臨床医として働きながら、研究を行いたいという場合、病院によっては研究日を設けている場合があります。そういった病院への転職も、一つの手段となります。
よく考えて転職をしましょう
転職は、今となっては普通ですが、せっかく転職をしたのに思っていたのと違った、という場合も少なくありません。そういった、齟齬を防ぐために、きちんと自分の転職での軸を決め、転職や働き方に関する情報を集めましょう。例えば、医師の転職に役立つ情報をコラムとして掲載しているサイトがこちらです。
このサイトは、医師の転職で役立つようなたくさんのコラムが掲載されています。働き方だけでなく、転職の注意事項やお金に関する情報も豊富です。求人数も豊富で、臨床医以外の求人も掲載されています。エリアで絞ることもできるので、自分の望む働き方ができる場所を探しやすいです。
転職は、ポジティブなものですが慎重に選び、自己の成長やライフワークバランスの充実など、希望を叶えられる転職先を選びましょう。
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