介護とうつ
障害年金というものを知っていますか?年金と言っても高齢者でないともらえないものではありません。障害年金とは、厚生年金保険、国民年金、共済年金のすべてに備わっている制度であって、病気やケガにより障害を負ったことで労働・日常生活に困難がある人に支給される年金のことです。
実はこの障害年金ですが、最近社会的に問題となっているうつ病にも適用されます。なにせ、年間3万人が自殺しているという我が国においてはうつ病は深刻な問題です。介護生活に疲れて心中をはかるといった痛ましい事件もあとをたちません。介護する側もされる側も心をリフレッシュするための治療や期間が必要で、そのために受給できる年金があることを知っているかどうかは大きな差です。
最近になってようやくうつ病に対する理解が広がりましたが、いまだに努力が足りないとか、偏見をもった意見をいう人がいます。悲しいことです。ご本人さえもが、もっと頑張らなければ、もっとできる、と自分で自分自身を追い詰めてしまうパターンもたくさんあります。周りにいる人が正しい知識をもって対応し、こういった国の制度を上手に活用し、できるだけ自分の負担を軽くすることを考えるのが大事です。
« 整体師になるには介護つき老人ホームの業務環境 »